Frame Cut Back トレー
3月26日に総義歯の講習会に参加してきました。今回の講習会は「Frame Cut Back トレー」を使用する術式のものです。
「Frame Cut Back トレー」とは型取りに使う特殊なフレームのことで、入れ歯の乗る歯茎だけでなく口の中全体をできるだけ立体的に正確な型を取ろうと工夫されたものです。何年か前にも講習を受講し実際に使ってみたのですがその頃の私は理解不足だったようです。復習のつもりで受講したのですが、新たな発見がたくさんありとても価値のあるものでした。以前の自分を不甲斐なく感じました。また、今回の講習では義歯を専門的に作製しておられる歯科技工士さんの講演も聴けました。実際の義歯を作ってくれるのは技工士です。人工臓器の一つである「入れ歯」は歯科医師と技工士の二人三脚、患者さんも含めた三人四脚で作っていくものだと再認識させられました。